壁紙貼り替えの計算方法にはメートル単価と㎡単価がありますよね。この違いについて説明します。
先ずはメートルについて
壁紙の横幅は約91㎝です。メートルの計算方法はその横幅の壁紙をどれくらい使用するかという具合で計算する方法です。例えば6帖間、床から天井までの高さが240㎝(2,4m)とします。(窓など何もない空間とします) 6帖間は概ね364×273㎝の大きさになります。ですので364÷91=4枚で正面もあるので8枚、273÷91=3枚、正面入れて6枚、合計で14枚の壁紙が必要 高さは240㎝なのて14×240=3360㎝繰り上げて34メートル分の壁紙が必要という計算式になります。実際は窓とかありますのでその分を引いて計算しますが、使用するメートル数で計算しますのでほぼ実寸になります。ちなみに当店はメートル単価を採用しています。
㎡について
㎡単価は部屋の大きさを㎡で計算して単価を出す方法です。ですのでクロスの横幅は関係ありません。この場合は壁面の面積を出すことになりますので横幅×高さになります。364×240=8.736㎡で正面もあるので8.736×2=17.472㎡ もう2面は274×240=6.576㎡で正面分を足して13.152㎡ 合計で30.642㎡となります。この計算方法の欠点は正確な面積の算出がほぼ不可能な点です。実際の場合は窓や柱、出窓などあったらその横幅と高さを全て採寸しなくてはなりません。ですので㎡単価の場合相見積もりしたら必ず違う数字になると思います。
次に単価について
メートルの場合は使用メートル数×単価となります。量産品の一般的な貼り替え単価は1100~1500円ぐらいが今の相場になります。単価を1300円としますと34×1300=37400円 メートル単価の場合は使用メートル数が誰でも計算できてしまいますので誤魔化すことができません。
㎡の場合も㎡×単価となります。一般的な単価は今の場合ですと1000~1500円ぐらいになります。先ほどの場合は30.642×1300=39834円になります。㎡の場合は正確な面積の算出はほぼ不可能です。これは部屋の作りが複雑なほど分かりにくくなります。35㎡ありました。と言われても作りが複雑でしたら納得してしまうかもしれません。メートルの場合は繰り返しになりますが作りが複雑でもクロスの横幅が決まっているので計算は出来てしまうのです。
以前、クロス張替えの色々な問題点 について記事にしましたが、2通りの計算方法かあるのも問題と改めて思いました。
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