ベンリダインARとFLの違い

ベンリダインとはサンゲツが販売している副資材の呼称です。ですので色々な商品でベンリダインという名が付いています。

ベンリダインARとFLはサンゲツが販売している床用接着剤です。だけど中身はヤヨイ化学で販売しているNP5000とNP2300と同じです。サンゲツは床材でもトップです。そのためメーカーとしてメーカー推奨の接着剤を用意する必要があり販売したのだと思います。

ベンリダインARは主にフロアタイルの接着剤として使用します。成分はアクリル樹脂系エマルション形で水性形になります。この水性というのは結構大きなポイントで要するに糊がはみ出ても水拭きで取れるので非常に便利です。その水性形で強力な接着力がある床糊は一昔前前では考えられませんでした。

オープンタイム(乾く直接に貼ること)を取って貼り付けしますが使用床材や温度や湿度、下地の状況で変わりますのでここでの解説は控えます。フロアタイルだけではなく長尺シートや直貼りカーペット、CFにも使用できますが個人的には推奨はしていません。それは接着力が強力すぎて剥がすときに問題になるからです。サンゲツのフロアタイルを貼る場合はこのARをお勧めします。

ベンリダインFLはヤヨイ化学から販売しているNP-2300になります。成分は合成ゴム系ラテックス形の水性形になります。ヤヨイはNP-2000という商品もあるのですがFLは2300になります。このFLは主にCF(クッションフロア)用の接着剤になります。CFはもちろんサンゲツが販売しているストロング(長尺シート)などにも使用できます。ヤヨイ化学のNP-2000との違いは主にここになります。ですが長尺シートにも色々な種類があるので全てが使用できる訳ではないですがストロングが貼れるのは便利な接着剤となります。

CFはもちろんカーペットや長尺シートの一部とコンポジションビニール床タイル(フロアタイルの一つ)も貼れるのですが全てのフロアタイルが貼れる訳ではないので少しややこしくなります。フロアタイルの解説はこのページをご覧ください。サンゲツのクッションフロア(住宅用と店舗用)を貼る場合はFLが推奨接着剤となります。もちろんヤヨイ化学のNP-2000でも特に問題なく使用できます。

まとめ

フロアタイルを貼る場合は主にサンゲツベンリダインAR  (ヤヨイ化学NP-5000)

クッションフロアを貼る場合はサンゲツベンリダインFL  (ヤヨイ化学NP-2300)

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