今回は壁紙の話題とは全く関係ないのですが東芝についての個人的な見解です。
東芝が日本産業パートナーズ(JIP)の提示案を受け入れてTOBにより上場廃止になるそうです。東芝問題について簡単に説明しますとアクティビストというもの言う株主がうるさいので、買収してくれるとこを探していました。東芝は外為法規制のある会社ですので外資による買収は不可能で国内による買収しか道はなく経済産業省などに相談していたとのことです。
主にオリックスやローム、中部電力、三井住友銀行などが共同で資金を出しての買収となります。問題はこの買収金額の低さにあります。当初は2.2兆円とか伝わっていましたが結局は2.0兆円前後での提示で株価4620円とのことです。単純に考えてそれ以下の値段で買えれば利益が出るのですが、株価は4400円ぐらいです。通常の場合はTOBに近い株価で推移します。これはどうしてなのか?
それはTOBが成立しないと見ている人が多いからです。何故、成立しないのかやはりプレミアムの低さになると思います。私も株主ですが応募の判断はできません。何故、東芝がTOBまでして市場から消えたいのかその裏には多くの人が知らない秘密が隠されていると見ています。東芝は常に話題に事欠かない会社です。良い意味でも悪い意味でも私はニュースには常に目を光らせていましたので本当の理由がなんとなく見えてきました。株主がうるさいという理由は表向きな理由で本音は次世代原発にあると見ています。
次世代原発は核融合反応を利用した発電方法です。フランスにはこの実験炉を建設中で世界中が注目しています。(日本にも茨城県にあります) 東芝は既に核となる技術を確立しているという噂があります。核融合発電の燃料は海水から作れて従来の原発より安全性が非常に高い。この発電が実用化されたら間違いなくエネルギー革命が起きます。この案件を株主を排除してでも進めたいのが本当の理由だと思います。
東芝は過去の色々な不祥事から銀行さんはお金を貸すのに消極的とのことです。なのでMBOをしたくてもできない。だけど市場からはどうしても撤退したいらしいです。市場から撤退するということは資金調達の必要性が薄れていることも意味します。裏を返せば株式を発行しての資金調達の必要はないことです。
他にも東芝は色々な技術集団です。量子暗号でも1歩リードしている噂や医療分野でも放射線治療装置は残していたりします。放射線がん治療装置も色々なタイプがあるのですが、東芝のは重粒子線タイプこれも有望とのこと。持分のキオクシアだって潜在的な価値は2兆円以上あるという話です。TOBは7月頃の予定だそうです。何かもう一波乱起きそうな予感がします。